豚肉

豚肉は普段の食卓にも頻繁にのぼる食材ですよね。豚肉というと脂身が多いような感じがして苦手な人もいるのではないでしょうか?ですが、豚肉の脂は意外とあっさりしていて食べやすいんですよ。さらに豚肉に含まれる栄養素のビタミン類には美肌効果もあります。これは特に女性にとっては嬉しいですよね♪栄養のこと以外にも豚肉はいつ頃から食用とされていたのかなど、歴史についても説明していきます。

豚肉って、どんな食べ物?

豚肉は鶏肉、牛肉と並んでよく食べられます。栄養価も高く、値段もお手頃で、料理レシピのバリエーションが豊かなことも人気の理由かもしれませんね。根強い人気の「しょうが焼き」にトンカツ、豚の角煮など私たちが大好きな料理レシピがたくさんあります。
最近は品種改良された「東京X」などのブランド豚も登場し、さらなる注目を集めています。また、これは豚肉に限ったことではないですが、豚の種類(品種)や部位によって食感や味が異なるのも魅力といえるでしょう。日本では定番の豚肉。外国でも、もちろん豚肉は食べられています。豚肉の消費量の多い国として香港、オーストリア、チェコ、スペイン、ドイツなどが挙げられます。その中でも最も多いのがデンマークとなっています。
ちなみに日本は年間消費量が一人当たり16kgと、世界的にみると少ないグループに分けられます。一方、イスラム諸国など、しゅうきょう的な事情で豚肉を食べることを許されない国もあります。そのような国では、外資系のファーストフード店や豚骨などを材料に使っている市販のスナック菓子などにも特別な表示が義務付けられています。

豚肉の歴史

イノシシを家畜用に改良したものが豚だと言われています。その歴史はとても古く、約6000~8000年前のことです。新石器時代と呼ばれる紀元前2800年頃には、もうヨーロッパからアジアにかけての広い範囲で豚肉は食べられていたんですよ。日本で本格的に豚肉料理が普及したのは明治時代に入ってからのことです。
それ以前、人々はイノシシの肉を食べていました。当時、宣教師たちによって持ち込まれた豚肉を食べる人もいましたが、それも長くは続かず一時的なものでした。ただ沖縄では外国の食文化の影響を受けたせいもあってか、日常的に豚の飼育が行なわれていました。
沖縄は日本本土とは少し食習慣が違うため、豚肉料理が発展したと考えられます。こうした背景から沖縄が特産と言われ、有名になった黒豚が誕生しました。
明治時代以降は、豚肉の値段も比較的安くなり、家庭でも豚肉料理が一般的になりました。明治時代には豚カツも食べられるようになったんですよ。豚肉には、深い歴史があったんですね。

豚肉の栄養

中国では古くから、豚肉は疲労回復や滋養強壮よく効くとして使われてきました。というのも、豚肉にはビタミンB1という栄養分が含まれていて疲労回復に効果的なんですよ。そのビタミンB1は、なんと牛肉の約10倍も含まれているんです!
筋肉に溜まっていく疲労物質、乳酸を取り除いて、夏バテにもとても有効と言われています。またビタミンB1には、酵素を助ける働きもあります。なので、不足すると糖質をエネルギーに変える酵素の働きも悪くなってしまいます。
結果、疲れやすくなる、手足のしびれ、体のむくみ、すぐ息が上がるなどという症状があらわれます。要するに豚肉は体の機能を正常に整えてくれるわけですね!
さらには脳の働きを活発にさせるビタミンB12も豊富に含んでいます。疲れた脳を癒すには最適ですよ。ビタミン類は肌の活性化にも効果を発揮します。ツルスベ肌に大変身!
アンチエイジングにつながりますよ♪脂っこくて、カロリーの高そうな豚肉ですが、実は低カロリーで、ダイエット向きの食材なのです。豚肉の脂身にはコレステロールを低下してくれる脂肪が多く含まれているので、コレステロールが気になる人にもおすすめです。そのほか豚肉には良質のたんぱく質が含まれています。このタンパク質は、私たち人間の体(皮膚、毛髪、骨、筋肉、血液など)を作るために欠かせない栄養素です。


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