豚の育て方

日本では大変昔から豚が飼育され食用に食べられてきました。現在でも、豚肉は身近な食材ですが、豚の育て方はあまり知られていませんので、豚がどうやって飼育されているのか気になる人もいるのではないでしょうか? また、最近では豚をペットとして飼っている人も年々増加しているようです。ミニブタをペットとして飼ってみたいけど、豚の育て方がわからないという場合もあると思います。もちろん食肉用の豚とペットの豚では育て方が違いますよ。

豚を育てる!

昔は豚を裏庭に数頭買って特別な場合に食べるということもあったようですが、現在では個人で豚肉用の豚を飼うことはまずありません。養豚場ではどのように豚が飼育されているのでしょか。また、最近人気も高いペット用のミニブタはどんな育て方をするのでしょうか。

養豚場・農家での育て方

繁殖用の豚も、食肉用の豚もそれぞれ運動スペースを含めた飼育場所が必要です。繁殖用の雄豚は争いを避けるため、さらに繁殖用のメス豚も分娩する際には、子豚の安全面からも1頭ずつで飼育されます。それ以外の繁殖雌豚や育成・肥育の豚は数頭のグループで群飼いされます。食肉用の豚は生まれてから出荷まで、ほとんどの場合同じグループのまま体重が10〜30kgまでは育成豚舎、30〜70kgを肥育前期、70〜110kgを肥育後期豚舎という順番で豚舎を移りそれにあわせて使用するえさも変えられていきます。それには、1頭もしくは数頭の豚に病気が発生した場合、他のグループに移るのを防ぐ目的と同じくらいに産まれた子豚を同じ育て方をすることで、出荷するときの個体差をなくすことができるというメリットがあります。食肉用の豚の育て方で特徴的な点は、子豚のうちにできるだけ栄養分の少ない餌を与え、1頭当たり1平方メートル以上のスペースをとって適度な運動をさせることです。適度な運動をさせることで、肉質を良くすることができます。また、繁殖用の豚として育てられる子豚は、脂肪をあまり付けすぎないように、豚肉用の豚とは違った餌を使って育てられます。繁殖用に育てられる子豚は特に繁殖成績の良い親豚の子供が選ばれ育てられます。

ミニブタの育て方

ミニブタ専用の餌も販売されていますが、置いている店などはすくないのでインターネットなどの通販で購入する場合が多いようです。購入する際には、豚の体重や種類、年齢によって必要な栄養分が違いますので、成分表や販売先に確認してから購入するのがおすすめです。また、ドッグフードが比較的ミニブタ用の餌の成分に近いといわれることもありますが、一般的なドッグフードの場合豚には足りない栄養分が出てきてしまいます。どちらの場合もドライフードなので、清潔な水と野菜をたっぷりあたえることが必要です。豚はもともと大変賢い動物といわれていて、犬と同じようなしつけをすればきちんと覚えることができます。しつけをする際に犬同様おやつを使うと有効的なのですが、人間と同じような甘いおやつを与えてしまうとすぐカロリーオーバーになって、ミニブタの健康を損なってしまいます。また、室内で飼われることが多いミニブタですが、室内では運動不足になりがちなことと、硬いヒズメが伸びすぎて歩けなくなってしまうことがあります。ヤスリや剪定ばさみを使ってつめを切ることもできますが、ヒズメは硬くけがをする可能性がありますので、動物病院などで切ってもらうと良いでしょう。

豚を育てるときに…

豚の育て方には、一般的に知られていないことが多くあります。豚肉用に出荷される豚・ペット用に飼われている豚、それぞれにあまり知られていない点を上げてみました。

養豚場の仕組み

養豚場で育てられる豚の場合、繁殖から出荷までを一貫して行う所と繁殖だけを行っている所、肥育から出荷までを行っているところの3種類に分かれます。国内の養豚農家の多くは、繁殖から出荷まで一貫して行う養豚場が一般的ではないでしょうか。もちろん繁殖用の豚と肉用の豚は目的が違いますので、育て方も違っています。そのため、一貫経営を行っている養豚場には、大きく分けて繁殖豚舎・育成豚舎・肥育豚舎の3種類の豚舎が必要になります。3種類の豚舎の中でも、分娩用・平飼い用・放牧場・すのこ式など豚の銃応対に合わせた豚舎を用意しておきます。また、1グループが他の豚舎に移ったり、出荷されたりしたあとと、空いたスペースは次の豚を入れる前に必ず掃除と消毒をして清潔にしておきます。豚舎は排泄物の管理ができるバーンクリーナーン等のシステムがしっかりしていないと、豚が病気になりやすくなるほか、悪臭や汚水などの問題が発生します。養豚場を作る場合には、近隣のほかの養豚場から2km以上の距離をあけて作ることで、病気などの問題を防げるように工夫します。

ミニブタの「ミニ」に注意!

最近はペットとして豚を飼う人も増えてきました。ペット用に飼育されている豚はほとんどがミニ豚です。通常食肉用に飼養されている豚は大型種のものが多く体重が200kg近くなる豚もいます。中型の豚でも100kg前後にはなりますが、ミニ豚が通常50〜60kgと成人女性と同じくらいの重さがあります。食肉用の豚と比べれば確かに「ミニ」サイズですよね。ミニブタという名前から、犬くらいの大きさにしかならないと思っていると思った以上に大きくなってしまい飼い切れなくなってしまうというケースもありますので、初めしっかりと認識しておく必要があります。また、人間の残り物を食べるというイメージを持っている人も多いと思いますが、人間と同じ食べ物ではカロリーと塩分が高く栄養も偏ってしまうので、与えないようにしましょう。また、豚は意外と足が速く力のある動物なので運動不足にならないようにさんぽは重要ですが、意外なスピードで走りまわるので散歩に出かける際は注意してくださいね。

豚をこする!

豚は四肢が比較的短く他の動物同様、背中を掻くことがなかなかできません。特に首の付け根から背中にかけては、地面や壁にこすり付けてもなかなか掻くことができません。養豚場で飼育されているぶたは、色々なところに身体をこすり付けていますが、ほうきなど背中や首を掻いてあげるととても気持ちよいらしく喜びます。ペットのミニブタも堅めの毛でできたブラシなどでブラッシングしてあげると喜びますし、毛艶がよくなりますのでこまめにブラッシングしてあげてください。


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